【ひつまぶし備長】ひつまぶし 名古屋飯
さて、日本人のソウルフード、米の消費量を復活させるべく始まったこのブログですが、第一回は奮発して「ひつまぶし」を紹介いたします。
こちらの写真は名古屋駅のエスカに入っている「ひつまぶし備長」さんです。
肝吸い付きで3510円。鰻の価格高騰による値上げのご案内があったので今は少し高くなっていると思います。 このお店は銀座や池袋など東京にもお店を出しています。
なんとこの春、名古屋城内にもお店をオープンさせたようです。
さて、ひつまぶしの基本情報を確認しましょう。
三重県の津市、愛知県の名古屋市に発祥説があり、有名な名古屋めしの一つです。
お櫃に入ったご飯の上に鰻のかば焼きが載せられており、お膳には空のお茶碗とおしゃもじ、薬味の刻み海苔、山葵、葱、だし汁が必ず付いてきます。
次に食べ方を紹介します。
①お櫃のご飯をしゃもじで4つに分ける
②1/4を茶碗に盛って鰻丼として食べる
③次の1/4を茶碗に盛って海苔、葱、山葵の薬味をかけて食べる
④3回目の1/4を茶碗に盛って薬味をかけ、提供されるだし汁をかけて食べる。
⑤最後に残った1/4は自分の好きな方法で食べる
以上となっております。
自分は関東に住んでいるため、この食べ物になじみが無く、高校の現国の先生が若いころに初めて食べたひつまぶしの話をするのを聞いて、「うえー、鰻のお茶漬け(ひつまぶしを説明するとき、このように形容する人が多い)とか絶対生臭いに決まってんじゃん」と思っていました
。まず、お茶漬けではありません。ご飯にかける汁はきちんとお店で出汁をとった、熱々のスープに近いものです。
さらに、関東では蒲焼を作るとき素焼きのあとで鰻を蒸してからタレをつけて焼きますが、関西では鰻を蒸さず、ずっと直焼き。そのため、皮はパリッパリになり、出汁をかけてもふやけません。
食べ方⑤の工程に「好きな方法で食べる」と書いてありますが、3回目、4回目は大体みんな続けて出汁をかけて食べています。
暑い日が続き冷たい麺類にばかり手が伸びがちですが、たまには奮発しておいしい鰻を食べましょう。
ひつまぶし備長さんのホームページ↓